「難しい」と「理不尽」の境目

今回はソシャゲの課金について書くといったな、アレは嘘だ。

mk2481.hatenablog.com

僕はゲームをやるとき、いつも考えるのだ。
難しいと理不尽って何が違うのかと。

ということで今回は難しいと理不尽の違いについて考察する。

まず理不尽とはどんな状態を指すかというと、

[名・形動]道理をつくさないこと。道理に合わないこと。また、そのさま。「―な要求」「―な扱い」
理不尽(リフジン)とは - コトバンク

こういうことらしい。次に、難しいとは、

1 理解や習得がしにくい。複雑でわかりにくい。難解である。「説明が―・い」「―・い文章」⇔易しい。
2 解決するのが困難である。「―・い事件」「―・い注文」「―・い病気」⇔易しい。
3 実現するのが不可能に近い。「生還は―・い」「登頂は―・い」⇔易しい。
難しい(ムズカシイ)とは - コトバンク

いくつか意味があるがこんなところだろう。

ここでパズドラで考えてみる。
結構前の話だが、とあるダンジョンの1Fで先制攻撃があったらしい。先制攻撃はパズドラではそれほど珍しくはないのだが、31584ダメージをもらうようだ。
パズドラはスキルを使って受けるダメージを軽減できるのだが、1Fの先制攻撃なのでどうあがいても軽減できない。要するに最大HPが31585以上ではないパーティーは入っただけでゲームオーバーだ。
これは説明するまでもなく、理不尽である。
これが現HPの90%ダメージなら、まだ難しいで済んでいるかもしれない。

パズドラは結構理不尽と難しいの瀬戸際でいろいろなギミックを作っている。僕が最も難しいと理不尽の対比に使えそうだと思うのは、「Nダメージ以上吸収」と「Nコンボ以下吸収」である。

まずダメージ吸収についてだが、これは理不尽に入ると思う。 パズドラは、色を3つつなげて消すとぷよぷよみたいに消えてコンボするのだが、また新しい色が勝手に降ってくる。 その際にたまたま3つつながっていた場合、勝手にコンボが組まれてしまい、こちらの攻撃力が上がる。

そこで、たまたまたくさん降ってきたのが、たまたまたくさんコンボし、たまたま20万以上吸収の相手に、30万のダメージを与えてしまうと全くダメージが入らないどころか回復される。 これは、消さなければ良いという問題ではない。だって自分がそうしなくても運が悪ければ勝手にそうなるのだから。

一方、コンボ吸収だが、これは自分の腕でどうにかなる問題だ。自分ががんばって指定数以上のコンボを組めば良いだけの話だ。

まとめ

一言で表すと、

ユーザーの手でどうにかなるのは難しい、どうにもならないのは理不尽。

ということだろう。ただ、「パズルしてコンボして敵を倒す」というのがコンセプトのパズドラでは、ギミックをつけるとこの壁を超えてしまうこともあるのだろう。もう4年もやっているので、なにもないとそろそろマンネリを避けられない、というのは理解できる。

これはすべてのオンラインゲームにも言えることで、長く運営しなければならないゲームは難しいと理不尽の違いを考えながらギミックを仕掛ける必要があると思う。 特に基本無料のゲームはガチャで強い武器が手に入るものが大多数なため、ユーザーによって組めるパーティーがまちまちである。
そのため、余計にユーザーによってどうにかなる、ならないの判断が難しくなる。


普段何気なくやっているゲームだが、多くの思考と試行によって成り立っているものなのかと思うと、気軽にクソゲーとか言うのは失礼な気がしてきた。プラチナスターズはクソゲーだと思うけど。僕もアイマスじゃなかったら買ってないよ。