僕の夏休みは終わってしまった。
大学生はもうちょっと長いらしい。
本当に羨ましい。
さて、今回はゲーム機について書く。 主に携帯機、据え置き機の2つに分類できるゲーム機はこれからどう進化していくのだろうか。
据え置き機と携帯機
据え置き機と携帯機では遊べるゲームが大幅に違う。 例えば、据え置き機ではスペックを存分に利用したものが多い。 3Dモデルを多用したり、自由にフィールドを歩けたり、超大人数での通信プレイなどが代表的だろうか。
対して携帯機では据え置き機とは違い、スペックに制限があるのであまり派手な動きはせずに、頭を使ってじっくり遊ぶものが多いのだろうか。 ボタンの数やバッテリーなど、制限が多いので据え置き機と同じゲームというのは難しい。
・・・というのは過去の話。
これからの話
あなたはクロスプレイという言葉を聞いたことがあるだろうか。
PlayStationシリーズで遊べる最近のゲームはPS4、PS Vitaなどの2つ以上のプラットフォームで発売される事が多い。
時代が移り変わり、携帯機でもそこそこのスペックを持っているようになった。
このおかげである程度画質やフレームレートは落ちてしまうものの、据え置き機と同じゲームが遊べるようになった。
この場合、PS4のゲームをダウングレードしてPS Vitaに移植したものとPS VitaのゲームをPS4にアップグレードしたゲームに別れる。
一概にどちらが良いのかはわからない。
前者はPS4版が少し物足りなく、後者はPS Vita版が処理落ちしてしまったり画質がちょっとアレになってしまうことがあるので一長一短である。
ちなみに、討鬼伝2は後者であることがインタビューで明記されている。
森中氏: 今回はまずPS4版を先行して作り,それをPS3とPS Vitaに最適化するという手順で開発しています。PS3とPS Vitaでは,いかにパフォーマンスを出すかに苦労しました。
「討鬼伝2」を手がけた森中 隆氏と関口和敏氏へのインタビュー。オープンワールド採用は,生き残りをかけた挑戦 - 4Gamer.net
このインタビューはクロスプラットフォームでの開発に関する苦労が載っているので、もし気になるようなら見ておくと良いと思う。やはり草を刈ったり描画距離を短くするのは常套手段なのだろうか。
さて、このクロスプレイだが異なるプラットフォームでも通信プレイができるというもので大変便利なものである。
だがSonyのクロスプラットフォーム戦略はこれだけではない。
他にもクロスセーブという異なるプラットフォームでセーブデータを共有できるという便利なものがある・・・のだが、果たしてフルプライスの同じゲームを2つ買うだろうかという疑問が残る。
これの救済処置的な仕組みとして、クロスバイという仕組みがある。
一方のバージョンを買えばもう一方のバージョンを割引するというものだ。
残念ながら、この機能はほとんどのゲームで採用されていない。*1
どんどん採用してもらいたい機能なのだが、困ったことにパッケージのPS4版を買って割引を利用してVita版を買うことができてしまう。これができてしまうとPS4版を売ってVita版をオトクに手に入れることができてしまうのだ。
おそらく、これが採用が見送られてしまう原因だろう。
まとめ
長々と書いてしまったが、家では大画面、外では携帯機で同じゲームが遊べる時代になったということが伝われば良い。 加えて、制度はあるものの、利用されていないことも伝わって欲しい。
最近ではスマートフォンのゲームもクオリティが上がっているのでPS Vitaが追いぬかれてしまうかもしれない、PCのゲームはPS4より断然画質やフレームレートが高いのでPCでよくね、などと言われ立場が怪しいコンシューマ機だったが、「家では大画面、外では携帯機で同じゲームが遊べる」というのはスマートフォンやPCのゲームでは出来ないもので、コンシューマ機の最大の強みだと思う。
ゲームハードを2つ買う必要があるものの、コンシューマ機がスマートフォンやPCに対抗するならこれを最大限に活かすべきだと思う。